倦怠感とは
倦怠感とは、身体が全体的に疲れている、あるいは疲れやすい状態のことである。
休めば回復する疲労は生理的疲労なので問題ないが、回復しない疲労は病気が関係している可能性がある。
看護計画
OP
- バイタルサイン
- 意識レベル
- 1日の活動と休息のバランス
- 睡眠状況
- 排便状況
- 経口摂取状況
- 食欲の有無、変化
- ADLの変化
- 疼痛などの身体的苦痛
- ストレスの有無と対処法、言動と表情
- 活力の有無と程度
TP
- 活動と休息のバランスを整える。(日中に軽い運動を取り入れるなど)
- 痛みなどの身体的苦痛をコントロールする。
- 睡眠ケアを行う(体を温める、入浴、足浴などでリラックスを促す、安眠できるよう温度調整、音への配慮をするなど環境整備など。)
- 患者が楽な姿勢をとることができるように調整する。
- 環境整備する。(よく使うものを使いやすい位置に配置するなど)
- 入浴、清拭、洗髪、足浴などを行い、清潔を保つ。
- 食事の形態や内容を変えて摂取しやすくする。
- 肩、背中、腹部などに温湿布をする。
- 指圧やマッサージを行う。
- 患者とともにストレスを発散する方法を見つける。
- 患者の言葉に耳を傾け、患者をサポートする態度で接する。
- 少しでも倦怠感を和らげるためにできることを一緒に考える。
EP
- 患者に楽な姿勢を見つけて休むように説明する
- フェイススケールなどを用いて倦怠感の程度を伝えるように指導する。疲労の程度に応じた活動ができるように説明する。
- 家族もケアに参加できるように、マッサージなどの方法を教える。
- 患者や家族に不安や問題があれば看護師に相談するよう指導する。