【初心者向け】看護実習の目標の例文と書き方のコツを徹底解説

実習目標の書き方

本日は、看護実習目標の立て方と具体的な例文について解説します。

結構この実習目標の欄が埋まらずに「うーん」と手が止まってしまったり

あれ、これ昨日も書いたな、今日の目標どうしよう…」って

その都度悩んでしまう看護学生さんが多いのです。

ということで、記述例(みほん)と、書き方をなるべく詳しく解説していきます。

実習で必ず使うので、いつも悩んじゃう学生さんは、ブックマークして復習に活用してみて下さい♪

看護実習目標の書き方

①シラバスと実習要綱の実習目標を見る

実は、シラバスや実習要綱の存在を知らず、何も読まないで0から実習目標を自分で書いている看護学生さんが多いんだけど、これは非常にもったいないです。

これ見るだけでかなり書きやすくなるだけでなく、

学校側、病院側の看護実習の意図をくみ取ることができるので

一貫性のある実習を行うことができます。

私は実習前に必ずシラバス・実習要綱を開いて

蛍光ペンでチェックを引いて、実習目標を立てるようにしていました。

②実習要綱の中で、十種目標に使えそうな部分にマーカーを引く

実習要綱を開いたら、【実習の目的】【学習の方針】【到達目標】【実習目標】などの項目を探し、使えそうな部分にマーカーを引いていきます。ここに記載されている文章に沿って実習目標を書くことが大事。

看護実習要綱にマーカーを引く

<高齢者看護実習の目的>
老年期にある人の加齢性の身体的、精神的、社会的な特徴について理解する。


老年期にある対象のセルフケア能力をアセスメントし、その人の持てる力を引き出す援助方法について学習する。

高齢者の QOL を支える看護について考察できる。

③実習要綱の文章をもとに、看護実習目標を書く

マーカーを引いた実習要綱の文章を参考にして、実習目標を書いていきます。

例文はこんな感じです。

実習目標の例文
  1. 受け持ち患者のケアを通して、加齢における身体的・心理的・社会的側面への影響について知り、老年期の特徴を理解する。
  2. 受け持ち患者のセルフケア能力をアセスメントし、患者本人が持つ力を最大限に生かしたケアの実践について学ぶ。
  3. 看護師の、高齢患者へのかかわり方を観察し、高齢者のQOLを重んじる看護がどのように行われているかを学習する。

マーカー部分を比較してみてくださいね。

看護学生
看護学生

実習要綱は実習直前にならないと配られないけど、シラバスだったら4月にもらえるから早く準備することもできそう!

もう1つ書き方と例文をご紹介します。

まずは実習要綱を開き、マーカーを引きます。(配られた時点でマーカーだけ引いておいて、付箋を貼っておくと効率がいいです)

看護実習要綱

看護実習の目標>

チーム医療における看護師の役割について理解できる。

実習直前になったら付箋のページを開き、

あーこんな感じの目的意識をもって、今回の実習に臨めばいいんだな」と思い出しつつ、

さらに具体的にしながら実習目標を書いていく。

どんなことを考えながら書いていくのか思考プロセスを書いてみます。

実習目標を具体的にするときの思考回路

<実習要綱にのっている実習目標>
チーム医療における看護師の役割について理解できる。

看護学生
看護学生

【チームでの看護師の役割】を知るなら、まず他にどんな職種がいるか知らないとな…


実習目標(1)看護実習を通して、受け持ち患者に関わっている医療職種について知る。

看護学生
看護学生

【チームでの看護師の役割】について知るなら他職種の仕事内容も知らないといけないな。


実習目標(2)他職種の仕事内容や患者との関わり方を見学して、業務内容の違いを知る。

こんな思考プロセスで、実習目標が完成します。

コツは1つの実習目標を達成するために、知りたいことを細かく分けるようなイメージで考えること。

看護師へ報告することも意識して書く

実習目標は看護師と教員の前で発表します。
それだけでなく、その日ついた看護師からふいに

看護師
看護師

今日の目標は?

と聞かれることもあります。

ここでもし、

看護学生
看護学生

う…受け持ち患者さんについて理解します

のような漠然とした目標を伝えると、

看護師
看護師

どうやって理解するの?今日1日で何を知りたいの??

シラバスや実習要綱に書かれている実習目標は漠然としているので
実習目標を達成するために、自分がその看護実習で学びたいこと、経験したいことを具体的に書いていきます。

そのため、実習要綱に載っている文章をそのまま写すというよりは、

つまり、シラバスや実習要綱にのっている実習目標をベースにして

自分だけの看護実習の目標をスパイスとして入れていきながら目標を立てるというのが、最もおすすめの方法です。

前回の看護実習目標を取り入れる

前回の実習で立てた実習目標が達成できなかった場合、

それを実習目標に取り入れることも非常に有効な方法です。

もし看護師から目標について突っ込まれた時には、

看護学生
看護学生

前回の看護実習では、××で~~を実践するという実習目標が達成できなかったので、今回の実習では~~を実践することを、看護実習目標に設定しました。

こんな風にさらりと設定した根拠について説明できるといいですね。

とにかく、看護実習でのつっこみ対策をしたい場合は、自分が書く内容、発表する内容、すべてなるべく具体的にすること。そして根拠をもっておくこと。

看護実習での看護師への報告の仕方についてはこれも参考にしてみてくださいね。

【すぐに使える】看護実習目標の例文まとめ

これまで、書き方を細かく解説してきました。
それでも、私が看護学生の時は、

書き方はわかるけどなんか見本がほしい…

と思っていたものです。

見本を参考にするというのは看護実習記録・看護過程を書く上で非常に大事な学習法なので、
少しでも参考になるように、例文の一覧を書いてみたいと思います。

たとえば、実習1日目。

オリエンテーションや情報収集がメインになりますので、そこを軸に書いていました。

実習1日目の実習目標の例文
  • 病棟オリエンテーションを通して、病棟の設備、特徴を知り、受け持ち患者にとっての生活環境の特徴を知る。
  • 情報収集を通して、受け持ち患者の入院背景や、入院中の経過について知ることができる。
  • 病棟で働いている医療スタッフの職種やそれぞれの役割、連携について理解する。
  • 患者との挨拶、コミュニケーションを通して、患者にあわせた話し方や目線、距離感や態度について思考する。
  • 看護師の、患者へのかかわりを観察し、個々の特徴に応じた援助方法について学び、実践につなげる。
実習2日目の実習目標の例文
  • 前日に実習目標として挙げた_という部分が達成できなかったため、_をすることができる
  • 前日にコミュニケーションを通して_だったため、_を生かしながら看護ケアを実施する
  • 前日_という情報が収集できなかったため、コミュニケーションを通して残りの情報収集を行う
  • 午後に検査として_が入っているため、_における看護師の役割と患者へのかかわり方を勉強する
看護師
看護師

このように、実習2日目以降は、しっかり前日を踏まえることが大事です。

前日達成できなかったことはないか?

前日学んだ事があればそれを生かして今日はどんな目標が立てられるか?

をしっかり考えながら書いてみて下さい

急性期看護実習目標の例文
  • 受け持ち患者との関わりを通して、急性期の状態変化(身体的、精神的変化)について知り、それに応じた看護ケアについて学ぶ
  • 急性期におけるチームの中での看護師の役割を知り、多職種連携の重要性を理解する。
  • 術後、患者のセルフケア能力を理解し、それに応じた日常生活の支援と自立に向けた援助について知る
  • 術後に起こりやすい合併症について理解し、異常の早期発見と予防方法について学ぶ
  • 術後の患者状態に応じたコミュニケーション方法を理解することができる

慢性期看護実習目標の例文
  • 受け持ち患者との関わりを通して、急性期の状態変化(身体的、精神的変化)について知り、それに応じた看護ケアについて学ぶ
  • 患者および家族の慢性疾患の受け止め、コントロールのための支援を理解する
  • 患者のセルフケア能力を理解し、それに応じた日常生活の支援と退院後の生活に向けた援助について学ぶ

看護実習目標の例文

実習目標の書き方

看護実習記録の書き方