看護学部の面接は、競争率が激しく、難易度が高いと言われることがありますが、面接に向けてしっかり対策を取ることができれば、そのハードルを超えることも決して不可能ではありません。
ここでは、看護学部の面接において想定される質問とその回答のポイントについて8万人の看護学生さんに調査した結果をまとめます。
看護学校、看護大学の面接でよくある質問
看護師を目指した理由

ダントツで多かった答えです。
数ある医療職の中で、なぜ看護師なのか?
をしっかり答えられるように対策する必要があります。
その学校を志望した理由

2番目に多かった質問。「なぜその学校を志望したのか」を聞くことで、面接官は「学校の特色、理念を理解しているか」「求める人材を把握しているか」「他の看護学校ではなくこの学校を選んだ理由」を把握します。

その学校が売りにしていること、学校の特色を事前にしっかり調べて、把握したという看護学生さん。
理想の看護師像

理想の看護師像を聞かれたという看護学生も非常に多かったです。
回答例
私の理想の看護師像は、常に学びを怠らない看護師です。医療は常に進歩しているため、まずは看護学校で看護の基礎を身に付け、その上で生涯学びの姿勢をもって最新の専門的知識を身に付けていくことが必要だと考えています。
良いニュースと悪いニュース

看護学部の面接では、時事問題を聞かれることはよくあります。「時事問題は苦手・・」と思っている受験生も多くいることでしょう。しかし、時事問題は対策をしっかりとおこなうことで、誰でも適切な回答ができるので念入りに対策しましょう。
メンタルの強さ

その他にも「ストレス耐性はありますか?」と聞かれた看護学生もいました。
面接において、学生がストレス耐性を有しているかどうかを重要視しています。
回答例
部活で、厳しいことを言われることもありましたが、深く傷ついたことはありません。それはコーチが私を思ってアドバイスをしてくれたことなので、自分のおこないを反省して、改善に努めています。
最近読んだ本

最近読んだ本について聞かれたという声も多かったです。必ずしも医療や看護に関係のある本でなければいけないわけではありません。実際にあなたが読んで影響を受けた本であれば、どういったジャンルでもOKです。
回答例
私が最近読んだ本は__です。
この本は__について書かれた本です。本の中で、特に__という場面がとても印象的でした。
この本を読んだことで、__の大切さを知りました。これは、看護師になってからも__という場面で重要な考え方だと思い、本を読んでからは何事にも__という姿勢で取り組んでいきたいと思っています。
現役看護学生さんからのアドバイス

こちらの看護学生さんがお話している通り、一貫した考えをもつ、という事がとても重要です。
根幹に一貫した考えをもつことで、どんな質問にも対応できるというわけですね。
看護学校、看護大学の面接で面接官はどこを見ている?
実際に現役看護学生さん8万人に、面接でどんな所に気を付けていたかアンケートを実施しました。
笑顔

看護学部の面接にて、受験生の学力や志望動機と同様に、面接官が重視しているのが「人柄」です。 人柄は顔に出るといわれ、面接官は受験生の表情から受験生の人となりをチェックしています。 笑顔でいることで、明るく前向きな性格という印象を与えることができます。
清潔感

面接において、身だしなみは重要な評価対象です。身だしなみの良し悪しによって相手に与える印象は、思っている以上にとても大きいものです。
はきはきと喋る

声が小さく自信なさげに話す人と志望動機や自己PRの内容が同じだった場合、面接官は高い確率でハキハキと話す人を採用します。緊張しますが、ハキハキと大きな声で話すことが重要です。