最近では多くの書籍でも、ノートまとめは必要ない、という事が言われていますが、
これはノートをただキレイに書く目的でまとめる必要はないという事であり、
授業の板書をノートに写すときに、ただ書き写しているだけの人と、工夫してまとめている人では、授業の理解度に差が出るといわれています。

看護過程ドットコムでアンケート調査したところ、全くまとめノートを作ったことがない生徒が36%、作ったことがある生徒が45%でした。
本日の投稿を参考に、自分のノートの取り方、まとめ方を見直すことで、授業の理解度が上がり、効率よく勉強することにつながります。
ミスした問題まとめノート
いざノートをまとめようと思っても、なかなかうまく書くことができなかったり
ページごとに書いてある内容がぐちゃぐちゃになって、
自分でも何をまとめているのかわからなくなる。
結局書くだけで終わり、になってしまうことがあると思います。
ここで、

まとめノートって作る時にルールとか決めた方がいいんですか?
という質問がくることがあります。
ルールを設けるメリットは、後でノートを見返したときに、情報が一目で分かるため勉強効率がアップするというところ。
情報を書き込む際は、ノートのどの部分に情報を書き込むのか、自分でルールを統一しておくとスッキリまとまります。
自分でルールを作るも良いですし、どうしたらいいかわからない場合は。以下の項目に従って記載することをお勧めしています!
①問題番号または問題文章
→ただ写す作業になるので、長くなりそうな場合はコピーしたものを貼るといいです!
②何も見ないで自分で考えて書いた答え
→ヒントが欲しくなってもぐっと堪えて自分の力で書くこと。
まったく答えにたどり着かなくても、どんな思考をしたかだけでもメモしておく。
③テキストの解説、自分が理解できた説明を書く
→答えだけを丸写しするのではなく、自分が理解できた解説をそのまま書くこと。
④②と③を見比べて、なぜ間違えたか自分なりに分析して書く。
→ここで、②で残した自分のプロセスと③を見比べることが非常に大事です。
自分の考え方がどこから間違っていたのかが明確にわかるからです。
この項目をこの順番で書くことで、まとめノートを作りながら、自分の頭の中が整理されます。
このルールにしたがってノートを実際にまとめるとこのような感じになります。

授業でノートを取るときのコツ
ページ上部には「章」「タイトル」「日付」を書く
普段の授業では、こんな風に、章とタイトルを書くことをオススメします。
これが、テスト前に非常に役立ちます。
「ノートの内容だけを読んでも理解できない箇所について、テキストを参照したい」
と思っても、その内容がどこに載っているかわからない…という
状況に陥ることが本当に多いからです。

そのため、章や項目が新しくなったら、ページも新しくすること。
「もったいない」という理由で、同じページに書いてしまうと、統一性がなくなり復習がしにくくなってしまいます。
ページを新しくすることで余白がうまれるというメリットがあります。
余白をつくりながらノートを書く
行をつめて、きつきつに書く学生が多くいます。
一見字がそろってキレイに見えることもありますが、読み返しにくい・書き足せないというデメリットがあります。
ノートは行間を詰めすぎず、1行~2行ずつ空けてまとめましょう。
あらかじめ余白を作っておくことで、自分で調べてみた事や、気づいた内容、補足内容を書き足すことができます。
このように知識を自分の頭のなかでリンクさせていく過程で、記憶に厚みが生まれて、知識が自分のものとなるのです!
そのため、あとから書き足すものとしてノートには十分余白を作っておきましょう。
覚えたい単語はオレンジ色のペンで書く
普段の授業で看護学生がノートをとるときのコツ。
覚えるべき・覚えたい単語をオレンジのペンで書くようにすること。
授業中にペンを持ち替えて、色を変えるのは少し面倒だったりしますが、
テスト前に効率よく暗記を進めるためには、普段の授業で
スムーズに暗記するための準備をしておく事が必要です。

ノートを使った勉強方法の進め方と使うもの
こんな感じで実践していきます。

青ペンは、精神リラックスの効果、集中力アップの効果があるので
赤でもなく緑でもなく、青で書いていました。
ノートを使った勉強・復習のやり方

チェック印が小さくて申し訳ないのですが…
短期的に使うノートであれば、大きくチェックをつけるのですが、
テスト前だけでなく、看護学生の間、国試の前まで使えるように
何度も復習したかったので、小さくチェックつけていました。
