「看護学生ってどのくらいバイトできるんですか?」
「看護学生はいつまでバイトできますか?」
という質問を非常によくいただきます。
看護学生は忙しいため、バイトと勉強や実習を両立することは難しいと思われるかもしれません。本記事では、そんな看護学生に向けて、バイトと勉強や実習の両立ができるおすすめのバイト10選と両立するためのコツをご紹介します。
看護学生がバイトをするメリットとは?
看護学生がバイトをすることには、多くのメリットがあります。
収入が得られる
まずは、収入を得ることができることが挙げられます。看護学生は、参考書費用が高く、学習費や生活費がかさんでしまうため、アルバイトをすることで、自己資金を稼ぐことができます。
社会経験が得られる
バイトをすることで、社会経験を積むことができます。看護師として働く上で必要なコミュニケーションスキルや忍耐力、協調性、責任感などを身につけることができます。さらに、看護学生がバイトをすることで、人と接する機会が増え、コミュニケーション能力を高めることができます。
これらは将来の看護師としてのキャリアに役立つこともあります。例えば、介護施設でのアルバイトをすることで、看護師として必要な介護技術やコミュニケーション技術を身につけることができます。調剤薬局でのアルバイトをすることで、医薬品の知識や処方箋の読み方を学ぶことができるでしょう。
バイトはどのくらいは入れる?
看護学生さんたちにアンケートしたところ、週2~3でシフトを入れている学生さんが最も多かったです。
ただ、看護学生は実習期間がありますので、例えば春休みや夏休みなどの期間はバイトのシフトを多くしてなるべくお金を稼ぎ、実習期間は実習や勉強に集中するためシフトの頻度を落とす、のようにシフトをうまく調整している学生さんも多いです。
やはり勉強や実習がとても大事なので、もしまだどのくらい忙しいかわからない、両立ができるか不安な看護学生さんは、カリキュラムをみてみたり、実際にしばらく学業に専念してみてどのくらいバイトに充てられる時間を捻出できるか考えてみることをおすすめします。
いつまでバイトを続けるべきか
「いつまでバイト続けるべきでしょうか?」
という質問を、看護学生さんからよくいただきます。
看護学生が国家試験に合格するために、いつまでバイトを続けるべきかについてお話します。
看護学生が試験前にいつまでバイトを続けるべきか、アンケート調査を実施しました。
結果として、アンケートに回答した看護学生たちの中で、
バイトを4か月よりも前にやめるべきだと答えた人が最も多かったことが分かりました。
また、3~4か月前にバイトをやめるべきだと答えた人が16%、
1~2か月前にバイトをやめるべきだと答えた人が25%でした。
一方、試験直前までバイトを続けると回答した人は19%にとどまりました。
アンケートの結果からも分かるように、バイトをやめるタイミングについては意見が分かれています。一方で、バイトと試験勉強の両立ができる人もいます。ここでは、両立をするためのポイントを紹介します。
看護実習中にバイトはできる?
看護学生からこのようなご相談が届きましたので、
皆さんにアンケートをとってみました。
実習中にアルバイトをしていない学生は32%となりました。一方で、土日のみアルバイトしている学生は20%、平日もアルバイトしている学生はわずか4%でした。
実習中にアルバイトをしていない看護学生の多さは、実習の多忙さ、課題の大変さを示唆していますが、
「実習2週間前からバイト禁止」という学校も複数あるようです。
また、土日のみアルバイトしている学生が20%もいることから、実習とアルバイトを両立させる学生も一定数存在していることがわかります。
実習中にアルバイトをすることは、時間管理や体力管理などの課題を伴いますが、「バイトが気分転換になる」という声もあり、さまざまなメリットもあります。個々の状況や学生の目標に合わせて、アルバイトの有無や働く時間を検討することが重要です。
今回の集計結果はあくまで一部のデータですが、皆さんの参考になれば幸いです。
バイトと、勉強や実習を両立をするコツ
バイトと勉強、実習の両立は、看護学生にとって大きな課題の一つです。しかし、それぞれのスケジュールをうまく調整すれば、両立することができます。ここでは、バイトと勉強、実習の両立をするコツについて解説します。
時間管理をする
バイトと勉強や実習の両立をするコツとしては、時間管理ができることが挙げられます。
課題や、勉強にかかる時間、授業が終わる時間など、それぞれのスケジュールを事前に把握し、時間管理をすることが大事です。
バイト先で勉強をする
また、バイト先での勉強もできることがあります。例えば、調剤薬局や病院でのバイトでは、看護学生にとって役立つ知識を身につけることができます。
看護学生さんからのメッセージを見ていると、結構病院バイトをやっている看護学生さんも多いです。
バイト先での勉強は、働きながら自分の勉強や実習にもつながるので、両立がしやすくなります。
両立がしやすいバイト先を選ぶ
最後に、バイトと勉強、実習の両立をするコツとして、バイト先が理解してくれることが挙げられます。
看護学生は、勉強や実習に専念するために、勤務シフトを調整してほしいとお願いすることがよくありますので、バイト先が理解してくれると、スケジュールの調整がしやすくなります。
そこで、現役看護学生の皆さんに、両立がしやすい、シフト調整がしやすいバイト先をアンケートしてみました。
看護学生におすすめのバイト10選
看護学生にとって、バイトと勉強、実習を両立することは大変な課題です。しかし、両立がしやすい職種もあります。ここでは、勉強や実習との両立がしやすい職種の特徴を紹介します。
飲食店
飲食店は、レストランやカフェ、ファーストフード店など様々な種類があります。
主な仕事内容は、接客や調理、清掃、レジ業務などがあります。
メリットとしては接客業務を通じてコミュニケーション能力や対人スキルが身につくということが挙げられます。また、飲食店は、夜間や週末に勤務することができることも多く、自分のスケジュールに合わせて働くことができるというメリットもあります。
カフェ
なかでも、カフェの人気が多かったです。週末や夜間にシフトがある場合があり、学業や実習と両立しやすいバイトとして人気があります。
また、カフェバイトはコミュニケーションスキルが身につきやすく、人との出会いが多いため、人間関係を築くことができるというメリットがあります。
「おしゃれで可愛い制服のカフェを選ぶとモチベが上がります」という声もありました。
イベントスタッフ
イベントスタッフは、コンサートやスポーツイベント、展示会などのイベントでの運営スタッフを指します。イベントの雰囲気を感じながら働くことができるため、楽しさがある点が魅力です。また、日払いのアルバイトが多く、急な出費があった時に助かる点もメリットです。
一方で、イベントスタッフは、イベント開催日のみのシフトが多いため、予定が立てにくい点がデメリットです。また、イベントが大規模な場合、作業内容が重労働になることもあるため、体力的にもキツイ場合があります。
ポイ活
ポイ活は、自分の好きな時間に行えるため、バイトとの両立がしやすいというメリットがあります。
また、授業の合間など学校の空き時間や、通勤時間や休憩時間に手軽にお金を稼ぐこともできます。
ポイ活は、バイトと違い、体力的な負担が少なく、簡単にお小遣いを貯めることができます。
病院バイト
看護学生にとって病院バイトは、将来の看護師として必要とされるスキルを身につけることができる大変有意義なバイトです。
病院内での医療行為に携わることはできませんが、患者さんの体調や状態の観察、簡単な身体介助、検査の手配、カルテの整理など、看護師として働くために必要な基礎的な知識や技術を身につけることができることもあります。
ただし、病院バイトは人間関係が複雑なことがあり、ストレスがたまることもあります。また、医療現場で働くために必要なスキルを身につけることができる一方で、勉強時間が取れないというデメリットもあります。
100円ショップ
100円ショップは、学生にとっても働きやすい職場の一つです。
短時間勤務や週末だけの勤務など、シフトが柔軟であることが魅力です。
また、レジや品出しなど、シンプルな作業が多く、未経験者でも始めやすい点もメリットです。
映画館
映画館でのバイトも、看護学生に人気があります。
映画館は深夜帯にも営業しているため、授業やサークル活動が終わってからでも働ける場合が多いのがメリットです。
多様なジャンルの映画が上映されており、劇場版アニメや海外ドラマの上映会など、さまざまなイベントも開催されています。こうした機会を通じて、看護学生は自分自身の趣味や興味を広げることができます。
塾講師
塾講師は、学生の勉強をサポートするアルバイトです。
主な仕事内容は、生徒への授業や指導、質問対応、進路相談などがあります。高校生の場合、高校の教科書を教えることが多いですが、大学生以上になると専門分野の授業をすることもあります。
自分の専門分野を教えることで、自己成長に繋がるということが挙げられます。また、学生と接することで、自分自身も勉強のモチベーションがアップするというメリットもあります。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは24時間営業しているところが多いため、朝、昼、夜といった多彩なシフトが組める場合があります。急なシフト変更などにも対応しやすい環境であることが多いため、勉強やプライベートとの両立がしやすい点も魅力の一つです。
また、ガソリンスタンドでは、お客様への接客やレジ操作などの業務を行うため、看護学生にとって大切なコミュニケーション能力や接客スキル、組織力や協調性を身につけることができます。また、車両の洗車などもあるため、クルマのメンテナンスに関する知識や技術を身につけることができます。
パン屋さん
パン屋さんの多くは、朝早くから開店しているため、バイトのシフトも早朝からスタートすることが多く、勤務時間が早朝から昼過ぎまでというケースも多いです。
この勤務時間の特徴が看護学生にとってメリットになるのは、勉強時間を確保しやすいという点です。
例えば、朝から勉強をして、午後からバイトに入るという働き方ができます。また、バイト後に勉強することもできます。早朝勤務のため、夜遅くまで働くことが少なく、睡眠時間も確保しやすいです。
バイト選びのポイント
勉強や実習との両立がしやすいバイト
短期バイト
勉強や実習の期間に合わせて、短期バイトをすることもできます。短期バイトの場合は、スケジュールがある程度決まっているため、勉強や実習との両立がしやすいといえます。
大学内でのアルバイト
大学内でのアルバイトは、勉強や実習との両立がしやすい職種のひとつです。大学内で働くことで、通学時間を減らすことができます。また、学生としてのスケジュールに合わせて働くことができるため、勉強や実習との両立がしやすいといえます。
在宅ワーク
最近では、在宅ワークとしてバイトをすることもできます。在宅ワークの場合は、自宅で仕事をすることができるため、勉強や実習との両立がしやすくなります。在宅ワークの職種としては、ウェブライターやデータ入力などがあります。
応募時に注意すべきポイント
看護学生がバイトを探す際には、以下のポイントに注意することが大切です。
勤務時間や勤務日数の調整が可能かどうかを確認する
勉強や実習によってスケジュールが不規則になる看護学生にとっては、勤務時間や勤務日数の調整がしやすいバイト先が望ましいです。応募前に、勤務時間の希望や調整の可否について確認しておくと良いでしょう。
駅からのアクセスや交通費の支給状況を確認する
看護学生は忙しいため、通勤時間を短くしたいという方が多いでしょう。また、通勤にかかる交通費も無駄にしたくないものです。応募前に、アクセスの良さや交通費の支給状況について確認しておくと良いでしょう。
募集要項に記載されたスキルや経験を確認する
バイト先によっては、応募時に特定のスキルや経験を求められる場合があります。応募前に、募集要項をよく読み、自分が持っているスキルや経験が求められるものかどうかを確認しておくと良いでしょう。
選考時のアドバイス
バイト選びにおいて、選考段階で注意すべきポイントをいくつか紹介します。
自己PRをしっかりと行う
面接やエントリーシートにおいて、自己PRをしっかりと行いましょう。自分自身がどのような人物で、どのようなスキルや経験を持っているかをアピールすることが大切です。
シフトの調整が可能かどうかを確認する
バイト先によっては、シフトの調整がしにくい場合があります。応募時には勤務時間の希望を出すことも大切ですが、選考段階でシフトの調整が可能かどうかを確認しておくと良いでしょう。