セクレチンとは
セクレチンは十二指腸粘膜から分泌される消化管ホルモン。
分泌されたセクレチンは、膵臓に作用してHCO3-に富んだ膵液を分泌させるとともに、胃液の分泌を抑制する。
胃液の分泌を調節する仕組み
胃液の分泌を調節させるしくみは3つに分かれている。
1,頭相
ここでは、視覚や、味覚、嗅覚が刺激となって、迷走神経を介して胃液の分泌が促進される。
2,胃相
食べ物が胃に入ると、胃相がはじまる。胃相では、胃の幽門部にあるG細胞から、ガストリンという消化管ホルモンが血液中に分泌される。
ガストリンは、胃底腺の壁細胞から胃液の分泌を促進する。
3,腸相
十二指腸に酸性のかゆ状液が入ることで腸相がはじまる。腸相では、セクレチンやコレシストキニンが血液中に分泌され、胃液の分泌を抑制する。
セクレチンの覚え方、ゴロ合わせ
自由に:十二指腸
セレクト:セクレチン(※セレクチンではないので注意!)
して
いいよ:胃酸の分泌抑制
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胃酸の分泌を抑制するのはどれか。
1. アセチルコリン
2. ガストリン
3. セクレチン
4. ヒスタミン
正解:3