紙上事例や、看護実習で高血圧の患者さんを受け持った時の、看護過程の展開について、まとめていきます。
高血圧について知っておくべき内容
高血圧患者のバイタルサイン測定
基準値
正常血圧値 120/80 mmHg
高血圧 140/90 mmHg 以上
日本高血圧学会
バイタル測定のコツ
- 患者さんによって左右差があります。
血圧の左右差が10mmHg以上ある場合は、高い方の腕で測りましょう。 - 血圧計は、腕と同じ高さのところにおくこと。
- 袖をまくりあげて測定すると腕の上部が締め付けられるから注意!!!
高血圧ってなんでダメなんだっけ
高血圧が続くと、血管が常に刺激されるから、血管がだんだん厚く、硬くなります。(これが動脈硬化)
また心臓も高い圧力で血を送り出すために筋肉を増やします。(これが心筋肥大)
動脈硬化はさらに、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こします。
心筋肥大もまた、心不全を引き起こします。
このような合併症を未然に防ぐために、高血圧の患者さんは血圧を正常範囲内で管理することが大事なのです。
高血圧の看護目標の例文
高血圧患者さんの看護目標の立て方を解説します。
看護目標を書くときは、この画像のテンプレートを参考にしてください。
それでは、実際に高血圧の看護問題の例文をいくつか列挙します。
看護学生の皆さんが実際に書くときに、参考にしてみてくださいね。↓↓
優先順位の考え方については
>>看護問題の優先順位の考え方にまとめているので参考にしてみてくださいね。
高血圧の看護計画(OP,TP,EP)を書いてみた
個別性のある看護計画の書き方
まずは、個別性がない看護計画の例文から。
指導者からつっこまれやすい具体例です。
小さく赤字で予想されるつっこみを書いてみます。
おそらくこのまま提出すると
指導者ナース
このままだと具体性がないし、個別性がないよね??
というつっこみがきます。
ここから個別性を出すためのポイント&具体例はこんな感じです。