授業プリントは、授業の内容を復習するために欠かせない重要な資料ですが、整理しきれずに溜まってしまうこともあります。
看護学生さんから「授業プリントの整理の仕方を教えて下さい」という質問がよくくることから、みなさん迷っている事がわかります。
そこで、今回は15万人の看護学生にアンケートし、現役看護学生が効率的に授業プリントを管理している方法をまとめます。

クリアポケットで管理する(ポケットファイル方式)

特徴: 透明のポケットにプリントを挟みこむだけの「見開き収納」。
▷メリット
- 透明なので、中身が一瞬でわかる → 視覚的な検索コストが低い。
- 1枚ずつ入れられるため、プリントが折れない・汚れない。
- 大量のプリントでも、ページをめくる感覚で確認できる。
▷デメリット
- ポケット数が決まっているため、後半でプリント量が増える科目には不向き。
- 厚みが出やすい。
▷おすすめ活用シーン
- 1学期分のプリント量がそこまで多くない科目
- デザイン・図表の多い科目
- 資料をきれいに保管したい人
ジャバラフォルダーで分ける

特徴: ジャバラ状に広がるため、1つのフォルダー内で科目ごとに区分けできる。
メリット
- 一冊で複数科目を管理できるため、持ち運びが軽く・早くなる。
- 仕切りが多いのでプリントが混ざりにくく、迷わずアクセスできる(認知負荷が下がる)。
- 時系列で入れれば、復習・テスト直前の確認がスムーズ。
デメリット
- 量が増えるとパンパンになりがち。
- 厚いプリントや冊子ものは入れにくい。
おすすめ活用シーン
- 1つずつの枚数が多すぎず、科目を1つのファイルにまとめたい人
ファイルごとに科目を分ける(1科目=1ファイル)

特徴: 科目ごとに完全に分ける“王道整理法”。
▷メリット
- 1科目のプリントが一か所にまとまり、テスト勉強が極めて楽。
- ノート・プリント・課題プリントを“1セット化”できる。
- 後から追加もしやすく、順番も自由に変更できる。
▷デメリット
- ファイルの冊数が増える。
- すべて持ち運ぶと重い。
▷おすすめ活用シーン
- 中間・期末前に科目別で復習したい人
- 受験科目・選択科目で材料が多い場合
- 自分でカスタマイズして整理したいタイプ
クリアファイルで一時管理 → テスト後に2穴ファイルへ収納

特徴: 「普段は軽く」「長期保存はきっちり」の二段構え。
▷メリット
- クリアファイルは軽量なので毎日の持ち運びが楽。
- プリントをもらったら“とりあえず入れる”だけで散らかりにくい。
- テスト後に重要プリントだけを2穴ファイルへ移動すると、
資料が精選され、テスト前の整理も超楽になる。
▷デメリット
- テスト後の“整理タイム”を自分で設定しないと溜まる。
- 穴あけパンチが必要。
▷おすすめ活用シーン
- バタバタしがちな日常での“仮置き”運用
リフィルに入れてファイリングする

クリアポケットのリフィルに入れて、リングファイルに収納するというコメントは多かったです。
リフィルごとに以下の内容を記載して整理するとわかりやすいです。
- 科目名
- 担当教員
- 授業のある曜日
- 授業の行われる教室
リフィルでのプリント保管をするメリット
収納しやすい
クリアポケットのリフィルは、書類を収納しやすい形状になっており、書類を簡単に挿入できます。
収納した書類が見やすい
クリアポケットのリフィルは、透明な素材でできているため、収納した書類をすぐに確認できます。
持ち運びが便利
リフィル単位で持ち運びができるので、持ち運びがラクラク。
リフィルでのプリント保管をするデメリット
耐久性が低い
クリアポケットのリフィルはプラスチック製であるため、繰り返し使用するうちに破損することがあります。使い回さずに、大量に入っている商品を購入し、授業ごとに分けておくのがおすすめ。
授業プリントのサイズに合わせて購入する必要がある
クリアポケットのリフィルは、紙のサイズに合わせて購入する必要があるため、柔軟性が低いと言えます。
大体の授業はA4のプリントが配布されるため、A4で問題ないと思いますが、先生や授業によっては違うサイズで資料が配布されることがあります。
書類綴じ(ペーパーファスナー)を使う方法

授業プリントに2穴をあけて「書類綴じ」をつかって持ち運び、授業後にリングファイルに収納する方法もあります。
書類綴じは文房具屋さんで売っていて、簡単に複数の書類をまとめられるのでとても便利です。
書類綴じを使う方法のメリット
- 書類綴じを使うことで、プリントを落としたり、ずれたりすることがなく、整理しやすい。
- リングファイルに収納することで、プリントが乱雑になることを防ぎ、授業ごとに必要な資料をすぐに取り出すことができる。
書類綴じを使う方法のデメリット
- 2穴をあける必要があるため、プリントを傷つけてしまうことがある。
→穴をあける位置に文字がかぶってしまって見えない…という事もあります。(涙) - 穴あけパンチを持ち運ぶ必要がある。または、家でプリントに穴をあける作業が発生する。
紙ファイルで管理(安価・軽量)

特徴: コスト最強。1冊あたり十数円でそろえられる。
▷おすすめ活用シーン
- 学期途中で分類が変わりやすい科目
- 荷物を軽くしたい
- 安くたくさんそろえたい

1科目=1ファイルで、紙ファイルにまとめる方法もあります。
紙ファイルにまとめるメリット
- コスパよく大量に用意できるため気軽に使える。分類変更がしやすい。
- 授業ごとに別ファイルになるため整理整頓がしやすく、授業内容を追いやすい。
- 調べ物や復習する際に、探しやすく効率がよい。
- ファイルの種類や色、デザインなどが豊富で、自分好みのものを選ぶことができる。
科目の種類ごとにファイルの色を分けるのもおすすめです。
紙ファイルにまとめるデメリット
- ファイル自体を持ち運ぶ必要があるため、重たくなりがち。
- 科目数が多くなると、ファイルが増えてしまうため、収納場所に困ることがある。
- 紙ファイルは耐久性が低く、長期間の使用によって傷んでしまうことがある。
→使っているうちにファイルがふにゃついてきたり、角が擦れていくのはあるあるですね。
クリアファイルとファスナー付きファイルで管理する方法

授業期間中がクリアファイルに保管し、科目の履修後はファスナー付きのファイルに学期ごとにまとめて付箋で科目名を書いて収納する方法もあります。
クリアファイル×ファスナーファイル保管法のメリット
- 授業期間中はクリアファイルに保管するので、授業プリントの取り出しが簡便。
- ファスナー付きファイルはある程度の硬さがあるのでリュック等に入れても折れてしまうことがない。耐久性◎
クリアファイル×ファスナーファイル保管法のデメリット
- クリアファイルに保管する期間が長いため、クリアファイルが傷んだり、プリントが汚れたりする可能性がある。
→クリアファイルは少し折れやすく、中身が落ちてしまうこともあります。 - ファスナー付きのファイルにまとめる場合、取り出しにやや手間がかかる。
穴をあけてリングで保管する

穴をあけて、単語カードなどに使われているリングで保管する方法もあります。
この場合はファイルなどを使わないので安価で、持ち運びもしやすいです。
デジタル管理(PDF化/GoodNotesなど)

特徴: プリントをスキャンしてタブレットで管理する現代的方式。
▷メリット
- 検索機能が圧倒的に便利(単語検索で即表示)。
- 紙を持ち歩く必要がなくなる → 荷物が激減。
- GoodNotesなどで手書き・マーカー・付箋が無限に使える。
- 紛失リスクゼロ。クラウドでバックアップ可能。
- 過去の学年の資料もすぐ取り出せる。
▷デメリット
- スキャン作業が必要(慣れると1枚数秒)。
- デバイスの電池切れに注意。
- 紙媒体での勉強に慣れている人にとっては不便
▷おすすめ活用シーン
- タブレット学習に慣れている人
- プリントやテキストがデジタル化されている場合
その他のプリント収納法アイデア

今回は、授業プリントの整理方法について、クリアポケットリフィルや書類綴じ、ファイルの使用方法などを紹介しました。
自分に合った整理方法を見つけることで、授業で取得した知識をより効率的に整理し、活用することができます。
ぜひ、今後の学習に役立ててくださいね。







