呼吸運動に関与する筋肉については看護師国家試験によく出題されるので、覚え方と語呂合わせをご紹介します。
呼吸筋って何
呼吸はさまざまな筋群によって行われるので、これらの筋をまとめて呼吸筋と呼びます。
吸息時にはたらく筋肉は、横隔膜と外肋間筋です。
息を吸うときは、呼吸筋(横隔膜と外肋間筋)の働きで胸郭が広がることにより、胸腔内圧が下がるため、空気が肺の中に入ります。
横隔膜って何だっけ
横隔膜は、胸腔と腹腔の境界となる骨格筋。
(横隔膜が骨格筋というイメージがない看護学生も多いのでは?)
横隔膜が収縮する
↓
横隔膜が下降する
↓
胸の空間が広がる
↓
肺へ空気が入る(吸息)
腹式呼吸と胸式呼吸の違い
胸式呼吸は、肋間筋の収縮によっておこなわれる呼吸
腹式呼吸は、横隔膜の収縮によっておこなわれる呼吸
のことをいいます。

看護学生
合唱の時に腹式呼吸ってよく指導された気がします!どうしてでしょうか。

看護師
腹式呼吸は、胸式呼吸に比べると、息のロスが少なくて大きな声が出ると言われています。
呼吸筋の覚え方、ゴロ合わせ

急:吸息時
に
王:横隔膜
が廊下:外肋間筋
に
集合:収縮
呼吸筋に関する看護師国家試験
吸息時に収縮する筋はどれか。2つ選べ。
1. 腹直筋
2. 腹横筋
3. 横隔膜
4. 外肋間筋
5. 内肋間筋
語呂合わせを思い出してみてください
答えは3と4

