疼痛は、食事、排泄、睡眠などの基本的な日常生活動作さえも困難になることがありADLや生活の質も低下する可能性がある。また、痛みは自覚症状であるため、スケールを用いて評価するといい。
看護計画
OP
- バイタルサイン
- 痛みの部位、性質(体性痛、内臓痛、神経障害性疼痛など)、程度(NRS,VASなど)、痛みのパターン、痛みの増悪因子、痛みが増強する時間など
- 表情(苦悶、無表情など)や言動
- 睡眠状況
- 食欲の有無、食事摂取量
- 悪心、嘔吐
- 排便状況
- 鎮痛薬の使用状況(開始時間、用量と副作用、薬剤の効果、持続時間など)
TP
- 医師の指示内で鎮痛薬を適切に使用する
- 必要に応じて排便コントロールを行う(排便環境の調整、適宜下剤の使用、患者の安静度に合った全身運動など)
- 必要に応じて食事内容を変更する。
- 安楽な体位の工夫、体位変換、マッサージを行う。
- 患者の言葉に耳を傾け、患者に寄り添うように接する。
- 気分転換を図る。患者が好きなことを楽しめるように環境を調整する。
EP
- 痛みが現れたら我慢せずに、いつでも看護師に知らせるよう説明する
- 患者と家族に不安や問題があれば看護師に相談するよう指導する。