怖いナースに当たったことがある看護学生は58%、ない人は42%
看護過程ドットコムのフォロワー13万人にアンケート調査してみたところ、以下のような結果でした。

看護学生の58%が怖いナースに当たったことがあるというのは、驚くべき数字。
看護師は患者さんの命を預かる重要な仕事であり、学生時代から厳しい教育を受けるため、厳しい態度をとることもあるかもしれません。しかし、学生が恐怖を感じてしまうような言動は、教育として適切とは言えないかもしれないですね。
一方で、42%の学生が怖いナースに当たったことがないという結果も出ています。これは、すべてのナースが厳しいわけではなく、多くのナースは学生に対して丁寧に指導し、サポートしてくれる存在であることを示しています。
看護実習での学生たちの経験
看護師を目指す学生にとって、実習は貴重な学びの場です。しかし、中には「怖いナース」に当たってしまうケースも少なくありません。
怖いナースとは?
「怖いナース」とは、厳しい態度や言動で学生を指導するナースのことを指します。指導に携わるナースは、学生が医療現場で求められる高い基準を満たすために、厳しく指導することが多いです。
しかし、その指導方法が学生にとって恐怖を感じさせるものになることもあります。例えば、大きな声で叱責されたり、ミスを厳しく指摘されたりすることがあったり…。
なぜ怖いナースがいるのか?
怖いナースが存在する背景には、いくつかの理由があります。まず、医療現場は非常に厳しい環境であり、ミスが許されないことが多いため、ナースは学生に対して高い基準を求めます。また、ナース自身が学生時代に同じような厳しい指導を受けてきた経験があるため、同じように指導しようとすることもあります。さらに、忙しい業務の中で余裕がなくなり、厳しい態度になってしまうこともあると考えられます…。
怖いナースに当たった時の対処法
「怖いナースどう対処してますか?」という質問に対して、多くの看護学生から様々な声が寄せられました。13万人の看護学生にアンケートを実施し、恐怖を乗り越えるためのヒントを集めました。
恐怖を乗り越えるためのヒント
ただ耐える

辛い状況は、いつまでも続くわけではありません。今はただ耐え、目の前の実習を乗り越えることに集中するという対処法。辛い時期は必ず終わりがきます。
仲間と励まし合う

実習メンバーや看護学生仲間と話すことで、気持ちが楽になることがあります。
互いに支え合い、励まし合いながら、乗り越えていきましょう。同じ境遇の仲間と共有することで、孤独感が和らぎます。
勉強や事前学習を頑張る

知識や技術を身につけることで、自信がつき、恐怖を感じにくくなることがあります。
積極的に学習に取り組むというのは素晴らしい方法です。準備をしっかり行うことで、自信を持って実習に臨むことができます。
「今日だけだし!」と割り切る

どんなに辛い状況でも、終わってみれば一瞬だったり。「今日だけだ」と、割り切って目の前の1日を、精一杯頑張るという方法。毎日を乗り越えることで、少しずつ成長していきます。
〇〇〇セリフで乗り切る!!

わからないことは素直に調べ、先輩ナースに質問するのは大切なことです。
積極的に学ぶ姿勢が、成長に繋がります。
この人のおかげで成長できた、と前向きに考える

どんな経験も、あなたを成長させる糧になります。
辛い経験もポジティブな視点で捉えることで、成長の機会として活かすことができるかもしれません。
実習を乗り越えるために大事なこと
メンタルケアの重要性
実習期間中はストレスが溜まりやすいため、メンタルケアが重要です。
なかなか実習中時間をとるのが難しいかもしれませんが、少しでもリラックスする時間を作ったり、趣味に打ち込んだりすることで、心の健康を保ちましょう。
読書や音楽を聴くことはリラックス効果があります。
相談できる環境を作る
信頼できる先輩や先生、友人に相談することが大切です。誰かに話すことで、気持ちが軽くなることがあります。相談することで、新たな視点やアドバイスを得ることができます。
「耐える」が対処法の1つとして挙がっていましたが、一人で抱え込んだり我慢しすぎないようにしましょう。
自分自身を褒めてあげる
看護実習中って自分のできなさを感じて落ち込んでしまいがちなんですよね。
でも、自分自身を肯定し、少しずつ自信をつけることが重要です。日々の小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高めていきましょう。
目標を持つ
長期的な目標と短期的な目標を設定することで、実習期間を乗り越えるモチベーションが生まれます。目標を持つことで、実習の意義を見出しやすくなります。
学生さんの中には目標のナース像をもっている方もいます。「コードブルー」などの医療ドラマの女優さんをホーム画面にしている学生さんも。
おわりに
看護学生にとって、実習は自身の成長を促す重要な期間です。たとえ怖いナースに当たったとしても、それを乗り越えることで得られる学びや成長は大きいものです。
この記事が、少しでも多くの学生の支えとなれば幸いです。
