Ⅰ型アレルギーとは
Ⅰ型アレルギーは、アレルゲンがIgE抗体と結合すると、肥満細胞などからヒスタミンなどの炎症物質を放出させて、炎症反応を引き起こします。
看護師
ヒスタミンは、血管拡張させたり、血管透過性を亢進させるなどして、
炎症反応を引き起こします。
看護学生
炎症した部分は赤くなったり腫れたりしますが、
これはヒスタミンによって血管が拡張したり、
血管透過性の亢進によって浮腫が生じた結果なのですね。
花粉やカビ、犬や猫の毛などの空気中に浮遊しているアレルゲンを吸い込むことで、花粉症や気管支喘息が引き起こされ、かゆみや、せきやくしゃみなどの症状が出現します。
そばや牛乳などの食物アレルギーでは、じんましんや胃腸症状が出現します。
アナフィラキシーショックという激しいアレルギー反応が起こることもあり、血管拡張により血圧が低下して死に至ることがあります。
Ⅰ型アレルギーの語呂合わせ、覚え方
1:Ⅰ型アレルギー
時:じんましん
に
カ:花粉症
ゼ:喘息
ひく
アナ:アナフィラキシーショック
ウンサー
看護師国家試験にチャレンジ
I型アレルギー反応はどれか。
(第100回 午前82問)
1. 接触性皮膚炎
2. 潰瘍性大腸炎
3. 過敏性肺臓炎
4. ツベルクリン反応陽性
5. アナフィラキーショック
正解は5